生活の中で、数値を表す単位は色々ありますが、その時代や地域、慣習などによって、使い分けがされてきました。
例えば、ゴルフであれば距離をヤード(1ヤード=0.914m)で表現しますし、建築業界ではcm(センチメートル)はあまり使用せずにmm(ミリメートル)を使って表現(50cmとは言わずに500mmと言います)します。
現代において、生活の中で最もよく使われている単位は、m(メートル)やcm(センチメートル)、Kg(キログラム)、g(グラム)、L(リットル)といった単位で、18世紀末のフランスにおいて、全世界共通で使用できる標準的な単位として制定された「メートル法」によるものです。
その為、日本で昔から使われてきた間(けん)、尺(しゃく)、寸(すん)といった単位は、建築業界や不動産業界等の一部で使用されていることを除けば、ほとんど使用することが無くなってしまっています。
1間(約1.82m)=6尺
1尺(約303.03mm)=10寸
1寸(約30.303mm)=10分(ぶ)
ただ、年配の方などには、押入れや窓の大きさを現すときに、1間、半間(はんげん)といった言い方をされる方は、いらっしゃるかもしれませんね。
不動産業界においては、平方メートルでの表示の他に、土地であれば坪(つぼ)、部屋であれば、畳(帖)で広さを表すことが多くあります。
1畳(帖)の大きさは曖昧で、京間や関東間といったサイズの違いもあったり、今では団地サイズの畳まであるので、広さは統一されていません。
ただ、一般的には1畳(帖)1.62平方メートルとか1.65平方メートルで計算すること多いようです。
1畳(帖)=約1.62平方メートル
1坪=約2畳(帖)