昨年の秋頃から、構造材の価格が上がってきており、建築費用も少しづつ上がっていましたが、今後も構造用の木材と輸送コンテナの不足が続く見通しであることから、構造材の価格が今以上に高騰するのではないかと言われています。
では、なぜ構造材が不足しているか?というと、ここにも新型コロナウイルスの影響が出ています。
要因はいくつかあります。
1つは、アメリカでもリモートワーク等が増えて働き方が変わったことにより、都心のアパートに住んでいた人が郊外に住宅を購入するようになり、構造材の需要が増加したこと。
2つ目に、新型コロナウイルスや虫害の関係で、構造材の生産量が減っていたこと。
3つ目に、中国の早期経済回復による建築資材需要の増加と中国によるコンテナの買い占め。
上記のような事象が重なり、世界的な資材不足と高騰が起きており、既に国内産の構造材についても、供給不足や高騰が起きています。
これにより、工期が延びたり、建築費が2割から3割ほどアップする可能性もあるそうです。
また、この現象は少なくとも今年の秋から冬まで続く見通しです。