皆さんは不動産のチラシに記載されている徒歩時間を信用しますか?
不動産の駅までの徒歩分数は、
80m=1分として計算されています。
ネット等で見ていると80m=1分というのは「女性がハイヒールで歩ける速さ」とか「通勤時の歩く速さ」だとか色々書かれています。
以前、私が見た資料(不動産関係の協会等が発行している情報誌や書籍等だったと思うのですが、覚えていません)には、以下の様なエピソードが書かれていました。
不動産関連の協会に所属する女性が、1分間に歩ける距離を決める為、1年くらい掛けて通勤時などに計測を行った結果、その平均が80m=1分だったという内容でした。
通勤時等ということなので、ハイヒールやパンプス等の靴で歩いていることもあったでしょうし、一定期間計測をして平均値を出していることから、体調によるばらつきも無いと考えらえます。
また、計算は直線距離ではなく、
道のりに対して80m=1分で計算をします。
ですから、建物の真裏に駅があったとしても、駅まで800m歩いて迂回しないと駅にたどり着けない場合は、直線距離が10mであっても徒歩10分という表記になります。
ただ、この距離計算には高低差による速度の低下や信号待ちの時間等は加味されていません。
時々、「不動産のチラシに記載されている分数は、実際より短く書かれているから2、3割増しで考えないといけない」みたいなことを言われることがありますが、これは計測する時のミスが原因かと思っています。
(中には意図的に短く記載している業者も無いとは言えませんが・・・)
昔は地図上で計測器を転がして測っていたので、間違いやミスも多くあったと思いますが、最近はPCで計測できてしまうので、この辺の誤差は少なくなっていると思います。