用途地域とは?

公開日:

更新日:2024/10/13

カテゴリー: 不動産の豆知識

不動産のチラシ(販売図面)を見ていると、
用途地域という項目があると思います。

この項目は、その地域に建てられる建物の大きさや
どのような用途に利用が可能なのかを示しています。

ですから、用途地域を確認することで、
その不動産のある地域がどんな風になっているのかを、
おおよそ想定することができます。

用途地域は13種類に分類されており、
だいたい5年に一度、各市町村で全国一斉に見直されます。

ただ、東京都だけは23区が各々決めるのではなく、
東京都が決定をしています。

「北区」と「板橋区」で指定されている
用途地域は以下の種類になります。

【北区】
第二種低層住居専用地域
第一種中高層住居専用地域
第二種中高層住居専用地域
第一種住居地域
第二種住居地域
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
準工業地域(特別工業地区)
工業地域

※北区では「第一種低層住居専用地域」「工業専用地域」
「準住居地域」「田園住居地域」の指定はありません。

【板橋区】
第一種低層住居専用地域
第一種中高層住居専用地域
第二種中高層住居専用地域
第一種住居地域
第二種住居地域
準住居地域
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
準工業地域(第二種特別工業地区)
工業地域(第一種特別工業地区)
工業専用地域
工業専用地域(第一種特別工業地区)

※板橋区では「第二種低層住居専用地域」「田園住居地域」
の指定はありません。

「第一種」とついているものは、商業施設が無いか少ない
地域で、「第二種」とついているものは、主として商業施設が
ある地域となります。

こちらが、各用途地域の特徴です。

用途地域 特   徴
第一種低層住居
専用地域
小規模な店舗や事務所をかねた住宅、小中学校等が建築可能
第二種低層住居
専用地域
小中学校等の他、150平米迄の一定の店舗等が建築可能
第一種中高層住居
専用地域
病院、大学、500平米迄の一定の店舗等が建築可能
第二種中高層住居
専用地域
病院、大学等の他、1,500平米までの一定の店舗や事務所等必要な利便施設が建築可能
第一種住居地域 住居の環境を守る地域ですが、3,000平米迄の店舗、事務所、ホテル等が建築可能
第二種住居地域 主に住居の環境を守る地域ですが、店舗、事務所、ホテル、カラオケボックス等が建築可能
準住居地域 道路の沿道において、自動車関連施設と調和した住居の環境を保護する地域
田園住居地域 農地や農業関連施設等と低層住宅が建築可能
近隣商業地域 住宅や店舗の他に小規模の工場も建築可能
商業地域 銀行、映画館、飲食店、百貨店等の商業施設の他、住宅や小規模の工場も建築可能
準工業地域 主に軽工業やサービス施設等の地域で、危険性、環境悪化が大きい工場は建築不可
工業地域 どんな工場でも建てられる地域で、住宅や店舗も建築可能ですが、学校、病院、ホテル等は建築不可
工業専用地域 どんな工場でも建てられますが、住宅、店舗、学校、病院、ホテル等は建築不可

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