現在、JR埼京線「十条」駅前では再開発が行われており、駅前にあった建物も無くなって更地になっています。
【本町通りから十条駅ロータリーへの接続部】
かなり建物が密集して建っていた場所なのですが、見事なまでに何も無くなっています。
再開発により、既存のロータリーの南から西側にかけて商業施設と一体となったタワーマンションが建設され、ロータリーの地下には駐輪場が整備されます。
出典:十条駅西口地区市街地再開発組合
建物の規模は、低層棟が地下2階地上5階建、高層棟が地下2階地上39階建になります。
低層棟には、物品販売を含む店舗や飲食店、公共施設、事務所等が、高層棟の地下と地上階の一部には220台を収容可能なパーキングを設け1~2階には店舗、3~4階に公共施設が入る予定です。
5階から上の居住エリアは分譲住宅となり、ワンルームタイプ10戸を含む578戸が設けられる予定になっています。
出典:十条駅西口地区市街地再開発組合
工事は、東急不動産株式会社、前田建設工業株式会社、日鉄興和不動産株式会社が行い、再開発ビルの基本設計を株式会社日本設計が、ビル以外の公共施設の基本・実施設計は株式会社トーニチコンサルタントが手掛けます。
総工費は約445億円、竣工は2024年の秋頃の予定となっています。
ロータリーの北側にある「十条銀座」は再開発には含まれていないため残ります。
埼京線沿いの踏切方面へ抜ける道がありましたが、工事に伴い通行ができなくなりました。
代わりに「みずほ銀行 十条支店」があった辺りに、仮設の道が設けられていますが、建設が始まると、ここも通れなくなるのかもしれません。
また、十条駅周辺の計画道路の事業化に加え、今年の3月には東京都がJR埼京線の連続立体交差事業にも着手することを表明している為、十条周辺の街並みが、これから10年間くらいの間に大きく様変わりしそうです。