先日、「北区」と「JR東日本」は、山手線に唯一残っていた踏切の廃止に合意しました。
東京都北区中里3丁目1番付近にある「第二中里踏切」は、山手線に残った最後の踏切です。
【第二中里踏切】
この踏切は、国土交通省が2017年に「長時間の遮断が続く改良工事を行うべき全国1000か所の踏切の一つ」として指定していました。
これを受けて北区は、総工費17億円をかけてエレベーター付きの歩道橋を整備する案を検討していましたが、この踏切の約200m北東側に予定されていた計画道路(優先整備路線)の事業化を東京都が決定した為、歩道橋の計画案を中止し、JR東日本と協議のうえ、踏切の廃止を決定しました。
【青〇のところが陸橋建設予定地】
計画道の一部として建築される陸橋は、「田端」から「田端高台通り」を抜けて「本郷通り」につながる道の一部です。
【田端から田端高台通り方向を撮影】
計画道路の大部分は工事が進んで拡幅が終わっているところもあり、あとは山手線にかかる陸橋が完成すれば、開通が目前となります。
【陸橋建設予定地】
しかし、陸橋の工事には10年程の期間を要するとのことなので、踏切の廃止も、道路の完成も、もう少し先になりまそうです。
【第二中里踏切から撮影(赤線箇所が陸橋がかかる場所)】