東京都北区「岸町」地名の由来は?

公開日:

更新日:2024/10/13

カテゴリー: 地域情報


今回は、東京都北区「岸町(きしまち)」の地名の由来について
ご紹介したいと思います。

武士(豪族)の豊島清元(清光)氏が紀州より若一王子(熊野権現)を勧請した際に、王子村の名前が付くまで「王子」も含めこの辺り周辺は「岸村」と呼ばれていました。

「岸町」には「王子稲荷」や「名主の滝公園」等の史跡も点在しています。

現在は「王子稲荷」と呼ばれていますが、明治14年に内務省地理局が出版した「新編武蔵風土記稿18巻」では、「王子稲荷」ではなく「岸稲荷」と呼んでいます。

王子稲荷

「名主の滝公園」は名主であった「畑野孫八」によって開かれた庭園で、当時は避暑地として使用されていました。

その後所有者が貿易商の「垣内徳三郎」に移ってからは、栃木県塩原に模した奥深い谷の趣のある庭園に改修され、一般に公開されるようになりました。

また、名主の滝は「王子七滝」のひとつでもあります。

名主の滝公園

岸町の地名の由来は定かではありませんが、旧荒川の河口が岸町周辺にまで入り組んで入り込んでいた為、「入江の岸」という意味から名付けられたと言われています。

岸辺であったこともあり、岸町には崖地や坂が多くあります。

地蔵坂4

 

 

 

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