東京都北区「赤羽」 地名の由来は?

公開日:

更新日:2021/06/24

カテゴリー: 地域情報

弊社の事務所がある「赤羽」に関する話題です。

マスコミなどでも、数多く取り上げられて、住みたい街ランキングにも登場するようになった「赤羽」。

その赤羽という地名の由来について、今日はご紹介致します。

現在では「赤羽」となっていますが、昔の文献には「赤場根」「赤羽根」といった地名で記されており「あかばね」に「根」の文字がついていました。

東京都北区 赤羽

地名の由来については、諸説あります。

例えば・・・
赤羽の崖地(関東ローム層)に見られた「赤埴(あかはに)※赤土のこと」が転じて「赤羽根」になったという説。

赤羽には多くの朱鷺(とき)が飛来しており、その朱色の羽が土地を染めたことから「赤羽根」の地名が付いたという説など。

いずれの説も確証は見つかっておらず、どの説が正しい説なのか、今のところ分かっていません。

ただ、徳川家の文献から、江戸時代にこの地域一帯が朱鷺(とき)の飛来地であったことは確かなようです。

「北区史」によると、現在の「赤羽」に名称が統一されたのは、当時浦和県に所属していた豊島郡が東京府へ移管されることとなった1871年(明治4年)だったそうです。


余談ですが、ご存知の通り朱鷺(とき)は、特別天然記念物に指定されていますが、朱鷺が絶滅に瀕した理由は、「羽毛を取るための乱獲」や「森林伐採による繁殖地の減少」「農薬による餌動物の減少」などが理由のようです。


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