中古戸建を売却する時に注意すること

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更新日:2021/10/23

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今回は中古戸建の売却をするときに注意しておいた方が良いことをお話しします。

不動産売却の相談

以前、売却のご依頼をいただいた中古戸建がありました。その戸建は、築後30年ほどの4LDKでしたが、同じくらいの築年数の中古戸建よりは状態が良く、売主様も「これならちょっとリフォームしてきれいにすれば、高く売れるな」とおっしゃっていました。

確かに、中古戸建でもきれいにリフォームした方が、現況のまま売却に出すより高く売れたり、早く売れたりすることが多いです。

しかし、売主様から見せていただいた新築時の建築確認申請図面は、現況と異なっていて、面積も小さいものでした。
後日、調査をして建物の面積を計算してみると、現在建っている建物は建ぺい率をオーバーしていることが分かりました。

不動産を売却するとき

つまり違反建築だったのです。

違反建築の中古戸建に対する融資は、金融機関の審査が厳しくて、融資を受けられないことが多いのです。融資を受けずに売買代金全額を現金で購入する方なら買うことができますが、現金で不動産を購入するより融資を受けて不動産を購入する方の方が多いので、融資を受けられないとなると購入できるお客様の範囲が狭くなってしまいます。
売却する不動産に建物が建っているから、中古戸建で販売しなければならないというわけではないので、売りに出す前にどのような売り方をするのか、不動産会社とよく打ち合わせをしてから売却活動をした方が良い結果を得られます。

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