買い替えや借入金の返済が厳しいなど、お住まいを売却しなければならない時には、現在の借入金の残債にも注意しましょう。
希望通りに不動産売却ができなくなる場合もあるからです。
住宅ローン借入金のうち、残っている借入金が予定している不動産の売却価格を上回っている状態があるからです。
住宅ローンを借りた時には、その住宅に抵当権(または根抵当権)が設定されていて、借入金額の残りを全額返済しなければ抵当権(または根抵当権)は抹消されません。ですから売却を検討するときには、まず住宅ローンの借入金の残りを把握する必要があります。
借入をした銀行などから送られてくる返済予定表を確認してみましょう。もし返済予定表が見当たらなければ銀行などに問い合わせてみましょう。
次に不動産の売却価格ですが、これは不動産会社に査定を依頼することをおススメします。自分で調べるには手間も時間もかかりますし、専門家に聞いてしまった方が確かです。
調べた結果、もし売却したい不動産の売却価格より借入金額の方が多かった場合、以下の方法があります。
1.借入をしている銀行などの同意を得て、任意売却という方法で売却します。売却代金の方が借入金の残りより少ないので、売却代金は全額返済に充てて、残った借入金はその後も引き続き返済していきます。
2.借入金を毎月返済していって残りが売却代金より少なくなるまで待つ、という方法もあります。売却を急いでいない方向けの方法ですが、時間が経過して売ろうと思ったときに不動産の相場が変わっている可能性がありますし、建物価格も時間の経過とともに低下していきます。
3.現金が用意できれば、借入金の残りから売却代金を引いて、足りない差額を現金で支払えば抵当権は抹消できます。現在、どのくらい現金が出せるか資金計算をしてみましょう。
4.借り換えや無担保ローンを借りて返済に充てる方法があります。
ただし、住宅ローンの金利に比べてこれらのローンは高いので、しっかりと返済計画を立てる必要があります。
もし売却の際に迷ったら、トウリハウジングにご相談ください。