以前取引をさせていただいたお客様から「相続したマンションがあるのですが、一緒に見に行ってもらえませんか?」と連絡がありました。
そのマンションは最寄駅からマンションに向かって、急な上り坂になっていて、登りきった小高い丘の頂上に建っていました。
築30年以上経っている同じ大きさのマンションが何棟か建っていて、団地になっています。
マンションは5階建5階部分でエレベーターがありません。駅から長くて急な坂道を歩いてきて、さらにエレベーターのないマンションを5階まで上がっていくのは、このところ運動不足気味の私には、ちょっと応えました。
マンションの部屋は亡くなったお父様の所有でしたが、お客様のご兄弟がしばらくお住まいになっていたそうです。
しかし「毎日、自宅と職場の行き帰りがツラい」とアパートを借りて、引越してしまい、もう何年も空き家になっているということでした。
室内は、家財などはないのですが、ご兄弟が引越したままの状態になっていたので、かなり傷んでカビが生えていたり、一部床が緩くなっていたり、そしてキッチンもかなり汚れてしていました。
買取りの契約は、現況引き渡し、印紙代は弊社が負担、瑕疵担保免責という内容で締結しました。
※瑕疵担保は、引き渡し後に給排水管の故障などが見つかった場合は売主の負担で修繕することですが、今回は免責なので、売主はその責任を負わないということです。