北区志茂で築年数が古くて、小さな戸建が
2棟並んで建っていました。
今まで2棟とも賃貸していたのですが、
このたび2棟同時に空き家になったので、
建替えようと考え、取り壊しました。
建物が建っているときから
下水管が奥の家との共用管になっていることは
分かっていたので、
更地になったと同時に業者さんに下水管を切り離して
単独で引き込むように整備してもらいました。
思っていた通り、下水管は共同で使っていたので、
お互いが越境している状態でしたが、
それだけではなく、水道管も越境していました。
さらに建物が建っていたのは、
2棟なのにガス管が敷地に3本入っていたのです。
どこで利用されているガス管なのか分からないので、
東京ガスの方に来ていただこうと思っていたところ、
今度は敷地の中から、ガス管なのか水道管なのか分からない
埋設管が2本見つかったのです。
2本とも東京ガスにも、水道局にも登録されていない埋設管で
管の中に何が入っているのか分かりません。
東京ガスの方曰く、
「埋設管に穴を開けてガスが出てきた場合は応急措置で
塞ぐことができますが、穴を開けますか?」
「水道管だったら、どうなるのでしょうか」
「東京ガスは水道を塞ぐことはできません。
それに水道管は圧力がかかっているので、
元栓を締めなければ止まりません」
ところが、その水道管の元栓というのが、
周辺にある7世帯の共有で、全世帯の水道が
止まってしまうのです。
この物件に関する一連の問題は、現在も続いています。
——————–<ご相談を承っている案件>——————–
■北区西が丘 戸建■
空き家になった戸建を処分したいとご相談がありました。
築年数が古いのですが、数年前に1階部分だけリフォームを
したので、1階の状態は良かったです。
ところが長期間空き家になっていたためか、
2階の状態は悪く、ネズミが入り込んだ形跡がありました。
土地で売却を、と考えたのですが、
隣の家に引き込まれている水道管が、空き家の敷地を
通って引き込まれていました。
他にも、問題点がいくつかあって、現在お客様と
相談中です。