不動産についてお話をしていると、自宅を売る際には「リフォームをしてから売った方が良いのか?」というご質問をいただくことがあります。
ネットや広告などでリフォームして販売している物件をよく目にするから、リフォームした方が売りやすくなりそう等、様々なお考えがあってのことだと思いますが、このようなご質問の一番の理由は、売却が無事にできるだろうかという不安な気持ちによるものだと思います。
もちろん、室内が汚れているよりも、綺麗な方が購入を検討している方の心象は良くなると思いますが、リスクを負ってまで自費でリフォームをする程のメリットは無いと考えます。
不動産売買を事業として行っている会社であれば、1つの物件で赤字になったとしても、他の物件で利益を出して取り返せますが、個人の場合は、そういう訳にはいきません。
せっかくリフォームをして綺麗にしたのに、売れた金額からリフォーム費用を差し引いたら、リフォーム前に予定していた売却価格より、少ない金額になってしまった、リフォームしたから早く売れると思っていたのに、リフォーム分の価格を上乗せしたら、想定よりも売却に時間が掛かってしまったなんてことも起こり得ます。
他にも、内装業者の選定をどうするか、見積のチェックはどのようにするか、内装打ち合わせに時間が掛かるなど、色々な問題が出てきますし、仮に全てがうまくいったとしても、一時的に何百万という費用を内装会社に先払いしなければなりません。
ただ、「それでも心配なので少しでも心象を良くしたい」ということであれば、清掃を行うだけでも印象は格段に良くなります。
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不動産売却 リフォームはした方が良い?
公開日:
更新日:2024/10/13
カテゴリー: 不動産売却 | 日々の出来事