先日、経済産業省と(独)製品評価技術基盤機構が共同で新型コロナウイルスに対しての有効な消毒物資を公表しました。
<効果のある海面活性剤>
•直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
•アルキルグリコシド(0.1%以上)
•アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
•塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
•塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
•塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
•ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
•純石けん分(脂肪酸カリウム(0.24%以上))
•純石けん分(脂肪酸ナトリウム(0.22%以上))
上記の海面活性剤を含む消毒物資が有効とのことですが・・・
これを見せられても、どんな洗剤を使ったら良いか分かりませんよね。
そこで、こちらのナイト(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)のホームページで、効果のなる洗剤を見ることができます。
https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html
身近な洗剤ですと「かんたんマイペット」や「ガラスマジックリン」「バスマジックリン」「ママレモン」「チャーミーマイルド」「キュキュット ハンドマイルド」などが有効とのことです。
簡単に入手できる洗剤なので、店舗や車の除菌作業にも役立ちそうです。
また、当初から新型コロナウイルスの除菌について効果があると言われていた「次亜塩塩素水」も塩素濃度が35ppm以上のものであれば有効であるとの見解が示されました。
「次亜塩塩素水」に似た名称で「次亜塩素酸ナトリウム」というものがありますが、これはまったくの別物なので、注意が必要です。
<次亜塩塩素水>
次亜塩素酸等を電気分解するなどして作られた強酸性の水溶液で殺菌能力に優れている。
<次亜塩素酸ナトリウム>
家庭用に販売されている漂白剤などに含まれています。
代表的な商品は「キッチン ハイター」
次亜塩塩素水に比べて殺菌能力は落ちますが、次亜塩素酸ナトリウムにも殺菌効果はあるそうです。