東京都北区の中十条4丁目の小高い山の上に大きなイチョウの樹があります。
下の道を歩いているだけだと、なかなか気づかないかもしれません。
山の上に登るルートはいくつかありますが、一番趣のある道から登ってみましました。
歩いていると、ここが北区であることを忘れてしまいそうな雰囲気です。
小径を抜けて山頂に着くと、小さな鳥居が見えてきます。
その奥には、若宮八幡神社(1716年から1736年頃に鎌倉の鶴岡八幡宮から分祀されたと言われています)の小さな社があるのですが、イチョウはその隣に立っています。
イチョウには「紙垂(しで)」が垂らされているので、この神社のご神木なのかもしれませんね。
近くで見ると大きくて立派な樹です。
このイチョウは、北区の保護樹に指定されています。
(北区保護樹№132号 イチョウ(指定日 昭和63年4月))
北区の保護樹の基準は下記の通りです。
◆北区保護樹木の指定基準
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1.1.5mの高さにおける幹廻りが150cm以上で高さが15m以上
2.登はん性樹木については枝張りの面積30平米以上
3.歴史的由緒または稀少価値のある樹木で区長の認めるもの