今回は電柱に関する話題です。
よく電柱とか電信柱とか言われていますが、正式な名前があるのだそうです。
東京電力が送電を目的にして設置しているものは電力柱(でんりょくちゅう)、NTTやKDDIなどが通信を目的にして設置しているものは電信柱(でんしんばしら)、共用で使っているものは共用柱(きょうようちゅう)というのだそうです。
でも、このブログの中では電柱に統一します。
電柱の所有権
電柱は誰のものかというと、それは電柱を敷設した電力会社や通信会社のものになります。
では、所有者をどうやって調べるかというと、電柱の上の方を見ると電柱に東京電力のマークだったり、NTTと書いてあったり、その所有者の名前が標示されているプレートが貼ってあります。電柱によってはそのプレートが複数貼っている場合もあるのですが、この場合は最も地面に近いところにプレートが貼ってある事業者が所有者と決められてます。
また、管理番号表示で《共架》または《共》と記載のある事業者は所有権を持っている事業者に共架しているということです。
東京電力所有の電柱をNTTが利用する場合もありますし、NTT所有の電柱を東京電力が利用する場合もあります。
電柱に電線・通信回線などのケーブルを架設する場合は、電柱の所有者の事前許可が必要で、ケーブルを敷設する事業者は所有者に対し電柱の利用料(共架料)を支払う必要があります。
場所によっては東京電力とNTTが、交互に電柱を建てることによって、利用料を相殺している場合もあるそうです。
東京電力とNTTなどで共用されている電柱の場合、基本的には高い位置にある線が電力線、低い位置にあるものが通信線(電話線、光通信ケーブル、ケーブルテレビの同軸ケーブルなど) と決められています。
(つづく)