不動産を購入する際に、「単独名義」と「共有名義」どちらにするか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、「単独名義」と「共有名義」のメリットとデメリットについて、簡単に見ていきたいと思います。
「単独名義」にするメリットは、不動産を処分したり相続したりする際の手続きが、所有者一人の意思でできる点です。
特に売却理由が「離婚」の場合には、二人の意見が合わずに処分ができないということも起こり得ます。
一方、「共有名義」のメリットは、住宅ローン控除を利用可能な住宅を購入した際に、控除枠が有効活用しやすい点にあります。
厳密には、下記の表現は少し違う部分もありますが、わかりやすく大雑把に計算すると、下記のようになります。
例えば、全額住宅ローンを利用して6,000万円の新築住宅を単独で購入した場合、ローン控除として使える枠は3,000万円までになりますので、残りの3,000万円については控除を受けられなくなってしまいます。
ところが、ペアローンを組んでご主人様が3,000万円、奥様が3,000万円の借入をして購入した場合には、各々が3,000万円の控除枠を使えるようになりますので、単独で購入するよりお得になります。
しかし、上記のような組み方をする為には、相手方の雇用形態や年収によって、出来る場合と出来ない場合がありますので、購入前に不動産会社の担当者にご相談下さい。
控除等税制優遇の理由が無い場合で、相手方に強い希望が無いのであれば、個人的には単独名義がよいと思っています。
「北区の不動産に関するご相談」はこちら
単独名義と共有名義はどちらが良い?
公開日:
更新日:2024/10/13
カテゴリー: 不動産の豆知識