不動産を売却する時に、土地の上に建物が建っていれば、中古戸建として売却を検討されるのが一般的かと思います。
建物があった方が建物の評価額を売却価格に反映できるわけですし、更地より中古戸建の方が売りやすい場合も多くあります。
建物が古かったり、状態が悪かったりすると評価が出ない場合もありますが、一般的に新築するより改修の方が費用が安く済むので、新築にこだわらない方やレトロな家を探している方ににとっては、むしろ好ましい物件ということになります。また建て替えると道路後退(セットバック:前面道路の幅員を行政が定めた幅員にするために、土地の一部を道路に提供すること)を要する不動産だった場合には、既存の建物を活用した方が良い場合もあります(注:状態の酷い違法物件の場合、違法状態を解消するように行政から指導や命令を受ける場合もあります)。
ただ、建物があまりにも古い場合や、既に傾いてしまっている、雨漏りが酷い、違法建築となってしまっていて更地にしないと購入希望者が住宅ローンを利用できないというような場合は、中古戸建として売却するより更地で売却した方が売れやすいこともあります。
不動産会社に相談する前に解体してしまったりすると、後から「実は建て替えができない土地」だった、「新築すると建物の延床面積が非常に狭くなってしまう」ということが判明することも考えられますので、まずは不動産会社に相談してから決めるのが良いと思います。
「不動産売却に関するご相談」はこちら
不動産売却「売地」と「中古戸建」どちらで売る?
公開日:
更新日:2024/10/13
カテゴリー: 不動産売却  タグ: 土地 | 売却 | 戸建 | 現況 | 解体