街中を歩いていると「空き家」をよく見掛けます。
中には、いつ崩れてもおかしくない家もあり、隣家の方は心配だろうなと思います。
空き家問題が取り沙汰されてから少し経ちますが、総務省統計局の調査によると、平成30年(2018年)の空き家は、全国で846万戸と、平成25年(2013年)の前回調査時よりも26万戸増えています。
(総務省統計局 平成30年住宅・土地統計調査より)
平成30年の調査から4年経過していますので、現在の空き家数は、平成30年当時と変わっているとは思いますが、大きく減少しているとも思えないので、840万~870万戸くらいの間で、推移しているのではないでしょうか。
当社がある東京都北区でも空き家数は増加しており、平成28年12月時点の調査報告で、北区内全建物69,675棟に対し、空き家と推定される家屋は1,278戸(空家率1.8%)という結果でした。
ただ、平成27年(年)2月に施行された「空家対策特別措置法」の影響なのか、空き家数の伸び率は減少傾向にあります。
北区でも「空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく措置」が取られており、「特定空家等(放置することが不適切な状態にある建物)」の状態にあるか否かの判定を行い、特定空家に対しては、除却、修繕、立木竹の伐採等の措置の助言又は指導、勧告、命令を行い、場合によっては行政代執行よる強制執行を行っています。
また、空き家を増やさない対策として「老朽空家等除却支援事業」や「不燃化特区内における除却支援事業」「空き家の発生を抑制するための特例措置(空き家の譲渡所得の3000万円特別控除)」「低未利用土地の適切な利用・管理を促進するための特例措置(低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の特別控除)」「空家等の適正管理助成事業」「地域貢献型空き家利活用モデル事業」といった、様々な助成事業等が設けられています。
空き家でお困りの場合は、売却をして現金化してしまうのが、一番コストが掛かりませんが、どうしても手放したくない土地であれば、上記のような助成事業の適用が無いかを、調べてみるのも良いかもしれません。
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公開日:
更新日:2024/10/13
カテゴリー: 不動産売却 | 日々の出来事