以前、ご自宅を買っていただいたお客様から「自宅の前の道路のことについて、相談したい」と連絡がありました。
相談の内容は近くに土地をお持ちの方から「私道部分を一部譲ってほしい」と手紙が来たとのこと。
手紙を見せていただくと「所有している土地を売却に出していて、購入を検討している方がいるが、銀行に住宅ローン審査を出したら、私道持分がないので審査できないと言われた」ので、私道の一部を譲ってほしいという内容でした。
前面道路が私道で、その持分がない場合、金融機関から融資を受けられない場合があります。そして建替えなどで、ガス管や水道管の整備で前面道路を掘削するときにも、前面道路の所有者から掘削承諾書の取得が条件になることもあります。
また通行承諾がなければ、自動車の乗り入れができなくなる可能性だってあります。
今回、土地を売却される方は、すでにその土地を20年以上所有していますし、過去にはその土地を担保にして借入などもしています。自動車だって乗り入れています。
何の支障もなく私道を使っていたので、私道持分がないことを意識することはなかったと思います。
売却するときになって、私道持分がないことが問題になるとは思ってもいなかったのではないでしょうか。
不動産を売却するときには、思わぬことが問題になる時もあります。売却の際はトウリハウジングにご相談ください。
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