２０２１年の４月１日から「総額表示」が義務化されます。
までは、「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のため」ということで、表示する価格が税込価格であると誤認されない範囲であれば、総額表示をしなくても済んでいました。
しかし、この特例が３月３１日で切れる為、４月１日から「総額表示」をしなければならなくなります。
これに合わせて、販売者側では値下げを行なったり、値上げを行なったりと動きが出ています。
消費者側にとっては、実際に支払う金額が分かりやすく表示されるので、買い物がしやすくなりますが、販売者側にとっては、商品価格が高く感じられて売り上げが減るのではないという懸念もあるようです。
不動産は？というと、もともと販売価格は「税込み」価格で表示されていますしたので、特に影響を受けることはありません。
消費者に対して行われる価格表示は、どんな媒体、形態であっても規制の対象になりますが、口頭による価格提示は、これに該当しません。
